ぼちぼちポスト

東京在住の夫婦と子どもの毎日記録です

妊娠28週目の振り返り

妊娠後期に入りました

こんにちは、ぼちこです。雨が降り続く9月の最終週になりました。

妊娠8ヶ月に突入した28週目は、”妊娠後期”っていうなんだかドキドキする時期に入るらしい。いわゆる「安定期からの卒業」と一般的には言われているようですが、体感的にはこれまででいちばん「こころもからだも安定している」状態に入ったかんじです。

腰やらお腹やら不安やらで戸惑った妊娠超初期、つわりで世の中全てが灰色に見えていた妊娠初期、胃の圧迫、むくみ、体重管理と悩みが耐えなかった妊娠中期。そんなのに比べると、妊娠後期に入ったこの一週間、なんときもちが晴れやかだったことか…!

いや、実は妊娠中期のマイナートラブルはかかえたまんまなんです。でも、やっぱり人間はすばらしい。わかってくる、すると、工夫ができる。そして、ゆとりが生まれるんです。

やっと妊娠生活に慣れてきた

つまりつまり、一言でいうと「慣れてきた」ってことなんだと思います。赤ちゃんがお腹にいるということ、自分の体は日々そのために変化すること。時間の使い方や食事のタイミングや食べ方、寝る時の姿勢や睡眠の取り方…。そういうのが少しずつ自分のコントロール下に入ってくるイメージです。

妊娠はたかが10ヶ月未満、されど10ヶ月。ひとが暮らす中で、なにかを習得するには十分な時間なんだとおもいます。妊婦はそこで「自分の体が変化する」ということに真正面から向き合って、そして受け入れいていく。本能のプログラムにしたがって、ほかには類をみない学習をするんだとおもいます。

プログラムというと、なんだか研修っぽいですが、情報やアドバイスがどこかから与えられるわけではありません。妊婦の場合はすべて自発的に情報を取りにいく必要があります。ただただおおまかなスケジュールだけが示されて、そこで発生する課題なんかはぜんぶ自分で考えて判断して進んでいく必要がある。

(この、情報収集のタイミングや手段によって大幅に方向性を間違えるときも…ある。まったくもう残念なことに。)

バランスの良い食事とかも、作るのが楽しくなってきた

修了過程は目の前

こう考えると、ある日突然、まるはだかで「母親になるのだプログラム」に組み込まれた女性の苦労って生半可じゃないな…と他人事のように感じてしまう。

そりゃ、疲れる。そして、その先の成長たるや想像を超えるものがあるんだとおもう。

妊娠後期は、そろそろ成果物が見え始めてそのアウトプットの準備をはじめるころ。これまでてがけた時間やコストがそれに見合ったものなのか、いまから軌道修正すべき点はないのか。なんてことも考えながら、飛行機でいういちばん大事でリスクが高まる「着陸態勢」へと向かっていく。

緊張感も自ずとたかまるし、なんだか「終わる」という寂しさすらうっすらと感じ始める。あんなにずっと修了時期をカウントダウンしていたというのに。わがままなものです。

強制終了だけは避けられるように、あと少なくとも2ヶ月は続かせたいこのプログラム。しっかりと、慎重に、そして着実に。人生で与えられたこの機会をやっと前向きに楽しめる心のゆとりができた、そんな妊娠後期のはじまりとなりました。