ぼちぼちポスト

東京在住の夫婦と子どもの毎日記録です

卒乳した

ついに卒乳というビッグイベントをしれっとナチュラルにシームレスに行ってしまった。保育園に預け出してから昼間は全く授乳できないので、夕方の乳がパンパンになっていたのも1.2ヶ月。体はだんだんと順応し、ちびまるが全く足りなくて泣き叫ぶことが増えた就寝時…ミルク足すとガバガバ飲むやんてことで、もはやおっぱい足りてない認定。

 

でもなかなかやめられなかった。それはもう、自分との戦い、ただの。ちびまるは正直完全にミルクでいいで感出してた。でも私のお乳はなんとかまだ夜には張っちゃうし、授乳パッドも欠かさない夜を過ごしてた。だから、無理なんだと思ったし、まだ早いって思ってた。ちびまる10ヶ月。

 

でも、ある日ちびまるが体調を崩して、食欲がグタグタに落ちた。コントロールしてちゃんとマネジメントするためには、ミルクで量を計測する必要があった。力を入れなくても飲める。(正直私の乳はかなり頑張らないとしっかり出てこない)そして、どれくらい飲む?それを目で確認できる安心さは、ミルクが神がかっていた。

 

だから、ミルクをあげたし、1日に一回程度は自分の胸が苦しすぎて飲んでもらうようにしてた。

 

でももはや自己満だった。悲しいけど多分、体もちびまるも『もういいんじゃない』って状態だった。

 

おっぱいをあげると、なかなか出ないことに不満のあるちびまるは生えたての下の歯で遊ぶようになった。それはとてつもなく私に恐怖感を与えて、気長に授乳タイムをもつ…てことが無理になった。

 

だから、もう最後にしようって思ったながら七月十一日。ぼちびさんが笑いながら見てる前でこれ最後にしよってサラッと思った。噛み付くように吸いながら遊ぶちびまるに、何も宣言せず『噛まないでー』だけ言って終わった。

 

なんにも感慨深くなかったし、とくに寂しさもなかった。ぼちをさんにも四日位経ってから『あれからあげてないけど大丈夫そうだわ、卒乳したわ』と告げた。あっけらかんと、さらりと終わった。私と、ちびまるを繋ぐ身体的な関係が。

 

こうして思い起こすとなんで胸がいっぱいになるんだろう?なんでちょっと嫌な気持ちなんだろう?わからん。わからんけど、そこに横たわる愛情が自分を感情的にさせてることだけわかる。ちびまる、ちびまる、私の身体の一部のちびまる。もう彼女は、1人の人間として第一段階の自立を迎えたんだ。

 

さみしいよ、だけど、おめでとう。嬉しいよ、ありがとう。

 

人生最後の授乳が、笑いながらでよかった。

 

余談

それからというもの、毎日ビールが美味しすぎてやばい。なんだこの飲み物は…一年8ヶ月ぶりに『あーこの一杯が最高なのよ』を感じる夕飯です。でもまだワインには手が伸びない。徐々に。